さとしの日記

さあ、ビールを飲もう、語ろう

できそうな事をちゃんとやる事

先の記事でも紹介した、濱田岳主演、アマゾンオリジナルの「日本をゆっくり走ってみたよ」を見ながら少し気になったことを書いてみる。

 

旅、といえば僕は父からもらった沢木耕太郎深夜特急という本が大好きで、僕の旅のバイブル、いや、思考のバイブルにもなっている本です。

彼は日本から大陸まで飛行機で向かい、そこから陸続きのユーラシアをバスだけでヨーロッパまで渡り、ロンドンに向かうという長旅を成し遂げます。この深夜特急ルポルタージュという形式の旅の紀行文です。

 

今から30年も前の本で、LCCもない当時は世界を渡るなんてかなりヤバい挑戦だったのだと思います。

しかし今では割とすぐに、安価に世界一周ですら出来てしまうから、なんというか、それだけでは全く新鮮みはないよね?っていう。

たしかに周りには世界一周した人なんて少ないですが、やろうと思えばできる、お金と時間さえあれば、と、みんな思ってるのです。

 

できるけど、やらない、と言って結局何もしない、何も見ない、インターネットによる情報社会の流れは、知ったかぶり、知識だけ増えて賢くなったつもりの人を増殖させたような、そんな気がします。

 

全てを知っていることは何も価値がないと言ってはあれですが、特別ではない世界に僕らはいます。検索すればいいわけですから。世界を周ってみたことなんて、調べれば大抵出てきます。まして観光地なんて無数に情報がある。

 

しかし、調べればなんでも分かるこの時代で、やらなくてもわかるよ〜と、知識として知っているだけの人と、実際にやってみて知っている人のどちらが賢いでしょうか。

 

どれだけくだらない事でも、知っているだけの人と、実際にやってみた人の情報量や質、正確さはいつの時代でも後者が優れていると思います。

 

できそうにない事よりも、一歩先にあるできそうな事、リアリティのあるものをちゃんとやる行動力が今の時代に求められるのかなぁと思いました。昔よりハードルは断然下がってると思いますので。

 

命の保証のない穴に飛び込め、というわけではなく、穴の底が見えた浅い穴に飛び込めるか飛び込めないか

 

 

 

 

ちなみに、沢木氏の深夜特急の面白い点は、旅で見たことから生まれた素朴な感情を深く掘り下げて自分自身と会話するところにあると思います。いつの時代も自分自身と向き合うことって大事